本来、体温調節のために汗をかきます。しかし、その範囲を超えて異常に発汗が多い症状のことを多汗症と呼びます。痛みを伴わないため、患者自身、見逃してしまいがちですが、身体機能の失調よるもので、健康保険にも適応される立派な病気です。
多汗症には、全身から発汗する「全身性多汗症」と、手のひらや脇の下など、特定の部分から発汗する「局所性多汗症」があります。局所性多汗症には、発汗する部分により、さらに次の通りに分けられます。
-
手掌多汗症 (しゅしょうたかんしょう)
-
手のひらから発汗します。
-
腋窩多汗症 (えきかたかんしょう)
-
脇の下から発汗します。
-
足蹠多汗症 (そくせきたかんしょう)
-
足の裏から発汗します。