自律神経失調症

自律神経失調症とは

自律神経は呼吸、消化、体温調節など、自分の意志とは関係なく働く神経です。交感神経と副交感神経で構成され、お互いに関連し働くことで、生体内のバランスを維持しています。このバランスが崩れた状態を「自律神経失調症」といいます。

上記の状態を総称して自律神経失調症ということから、正式な病名ではありません。検査をしたが異常が見られない時に、とりあえずつける名前…ということも多いようです。

症状

自律神経失調症の症状は、頭痛、耳鳴り、めまい、手足のしびれ、多汗、倦怠感、不安感、恐怖感など、身体的なものから精神的なものまで多岐にわたります。出る症状も人それぞれで、どれか1つだけ出る場合や複数の症状が重複して出ることもあります。

原因

遺伝的な要因もありますが、生活習慣の乱れストレスホルモンバランスの乱れが原因で症状が現れます。また、他の病気が原因で現れることもあります。

ホルモンバランスの乱れということから、妊娠や出産などがある女性に多く見られます。また、ストレスをためやすい真面目な方や、内向的な方も発症するリスクが高いといわれています。

治療法

他の病気が原因で症状がでることもあるため、症状に関する科、迷った場合は内科で診断を受けましょう。結果、自律神経失調症と診断された場合は、カウンセリングがある心療内科を受診することをお勧めします。

薬物療法により改善する場合もありますが、再発防止のため心理療法も重要な治療法です。根本的な生活習慣の見直しやストレスの発散方法を見つけましょう。汗を軽くかく程度の有酸素運動も有効です。

関連サイト
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